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コラム・インタビュー- COLUMN / INTERVIEW -

脊柱管狭窄症手術の名医を受診するお勧めポイント

脊柱管狭窄症手術で完治を目指すのであれば、出来る限り名医の診察と治療をお願いした方が良いでしょう。

名医は手術やそれ以外の治療法でも数多くの治療手段を有しています。

また、名医は治療が上手なだけでなく、診断を的確に行うことも可能です。

間違った診断に基づいて手術を受けないように気を付けて頂きたいと思います。

脊柱管狭窄症手術の失敗事例と注意点

脊柱管狭窄症は、軽症から中等度の患者さんのうち30%程度は手術以外の保存的治療で改善すると考えられているため、手術の決定は慎重にしてください。 

手術により改善するのは脊柱管狭窄症の約70%程度(報告により若干の違いがあります)、つまり残りの30%は改善しないと考えられます。

脊柱管狭窄症は、椎間板ヘルニアや脊椎すべり症が合併しているケースがあり、手術後も痛みが続く場合があるので、手術前の的確な診断がとても重要です。

手術後に腰痛の再発が起こるケースも少なくありません。

脊柱管狭窄症の再手術による改善率は初回手術よりも低下します。

関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

脊柱管狭窄症手術を名医に依頼するべき理由

    難しくない症例は、近くの専門医に治療してもらうので良いでしょう。

    しかし、脊柱管狭窄症は手術を受けても腰痛、下肢痛、しびれが改善しない場合が少なくありません。

    これは、診断が正しくない(椎間板ヘルニアや脊椎すべり症が併存しているなど)、治療が適切でない、などの理由が考えられます。

    また、難しい症例や進行している症例、特に多くのリスク(高齢や心疾患、呼吸器疾患など他の疾患を有している場合など)を合併している場合は、特に総合病院の名医に手術してもらうことを推奨します。

    手術時および入院中に併発疾患が悪化する場合があるためです。

    脊柱管狭窄症の手術は再手術による改善率は低下するため、初回の手術できちんと治療してもらうべきと言えるでしょう。

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    脊柱管狭窄症手術で名医と一般医師・専門医とどのような違いがあるのか

    脊柱管狭窄症手術など、複雑で難しい症状の手術の場合、名医と一般医師・専門医とどのような違いがあるのでしょうか。

    まず初めに名医は、手術症例数が圧倒的に多いことが挙げられます。

    専門医では治療出来ない難しい症例の治療経験が多いことが理由です。

    また名医は、一般医師・専門医が有さない先進的な治療法(手術方法)を有しており、数多くの治療法の選択肢があります。

    疾患に対する圧倒的な最新の知識量が豊富なので、常に新しい治療法を模索・開発し、国内外の論文や学会で報告しています。

    また、それらを後輩に自分の知識や技術を惜しみなく教え続ける圧倒的な技量と技術もあります。

    脊柱管狭窄症手術の名医の条件

    名医の条件(一般医、専門医との違い)は上記でご説明しましたが、口コミやネットの評判、テレビ出演による情報は必ずしも当てになりません。

    いくら医師であっても他の分野の名医は判断が出来ず、整形外科医でなければ誰が名医かは判断ができません。

    BeMECは日本最高峰の名医紹介サービスを提供

    弊社では、「名医と一般医師・専門医の違い」の基準に達し、弊社の顧問医師で整形外科の教授が推薦する「日本トップ名医」を脊柱管狭窄症にお悩みの患者様にお繋ぎ致します。

    日本トップ名医は、治療はもちろん診断技術も他の医師とは次元が違います。

    脊柱管狭窄症の日本トップ名医による診断、治療を受けて頂きたいです。

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    腰痛は謎解き ~脊椎外科トップ名医の診察・治療の流儀とは(前編)~

    徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学教室(整形外科)は、子供から高齢者まですべての年齢層のニーズに高いレベルで対応する「運動器」の専門家集団として、「情熱の国・徳島」において西良浩一教授を中心に国内最高レベルの診療・研究・教育を行っている。
    西良浩一教授は、誰もが認める脊椎外科の日本トップ名医として、全国から来院する多くの腰痛・脊椎疾患患者に対し、「局所麻酔で行う全内視鏡下椎間板ヘルア摘出術(FED法)」などの先進的な診療・研究に取り組んできた実績を持つ。また、最新の治療法の普及と啓発のためにNHKテレビ 「プロフェッショナル・仕事の流儀」を始め数多くのテレビ番組に出演されるなど活躍の場を広げている。
    世界レベルで活躍されている西良教授に、FeliMedix(フェリメディックス)株式会社の創業者で、現在は医療顧問の小野正文教授(香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学講座)が「局所麻酔で行うFED法手術」の有用性や診察の極意と流儀についてお話を伺った。

    紹介

    • 氏名:西良 浩一(さいりょう こういち)
    • 徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学教室(整形外科)教授(医学博士)
    • 1988年 徳島大学医学部卒業
    • 1994年 徳島大学大学院修了
    • 1995年 アイオワ大学脊椎センター(米国)留学
    • 1997年 徳島大学整形外科医員
    • 1998年 同・助手
    • 1999年 同・講師
    • 2003年 トレド大学整形外科(米国)留学
    • 2006年 徳島大学大学院運動機能外科講師復職
    • 2008年 日本整形外科学会脊椎内視鏡手術・技術認定医(後方手技)に認定
    • 2010年 帝京大学医学部附属溝口病院 准教授
    • 2013年 徳島大学運動機能外科学(整形外科) 教授
    • 氏名:小野 正文(おの まさふみ)
    • 香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学講座 教授(医学博士)
    • 東京女子医科大学付属足立医療センター内科 非常勤講師
    • FeliMedix株式会社創業者・医療顧問
    • 1990年 高知医科大学医学部医学科卒業
    • 1998年 高知医科大学大学院医学研究科修了
    • 1998年 高知医科大学医学部第一内科助手
    • 2000年 ベーラー医科大学感染症内科(米国)リサーチフェロー
    • 2001年 ジョンズホプキンス大学消化器内科(米国)リサーチフェロー
    • 2015年 高知大学医学部附属病院 准教授
    • 2019年 東京女子医科大学東医療センター内科 准教授
    • 2021年 香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学講座 教授
    目次

    ① 腰椎椎間板ヘルニアとは
    ② 局所麻酔で行う全内視鏡下椎間板ヘルア摘出術(FED法)について
    ③ 出沢明教授との出会いと独自技術の進化について
    ④ 腰痛は謎解き

    腰椎椎間板ヘルニアとは

    小野先生:
    先生のご専門の腰椎椎間板ヘルニアはどのような疾患なのでしょうか。また、どのような方に多いのでしょうか。

    西良先生:
    背骨に骨と骨の間にあるクッションのような組織が椎間板です。その内部にあるクッションが後ろの脊髄神経に向かって飛び出して、腰痛、下肢痛、足の痺れ、筋力低下を引き起こします。腰に負担のかかる職業の方、長距離運転に従事や、運動選手に多いです。

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    局所麻酔で行う全内視鏡下椎間板ヘルア摘出術(FED法)について

    小野先生:
    腰椎椎間板ヘルニアに対する、局所麻酔で行う全内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(FED法)について、概要と治療法の特徴をお教えください。また、先生がされるFED法の手術の特徴や他施設との違いをお聞かせください。

    西良先生:
    FED法には二種類あります。我々がおこなっているのは経椎間孔法(Transforaminal:TF法)と呼ばれるものです。局所麻酔で、後外側からアプローチします。一方、経椎弓間法(Interlaminar: IL法)はこれまで行ってきた全身麻酔Love法を全内視鏡を使用して行います。我々は局所麻酔で行えるメリットを考えTF法を行っています。8ミリ切開で、背筋に対する侵襲は最小です。翌日には退院可能で、軽作業であれば退院後より復職可能です。局所麻酔のため、高齢者や全身状態が悪い(心機能低下、肺機能低下など)方でも手術を受けることができます。

    (手術では)内視鏡が神経にすごく近いところを通るので、ちょっとでも触れば神経を傷つけてしまう可能性があります。局所麻酔の場合、内視鏡が神経に近寄ったら患者さんが反応してくれるのですぐに分かります。それに対し、全身麻酔だと寝ているので神経が傷ついても分かりにくいため、全身麻酔で内視鏡手術をやる施設ではいくらかの確率で麻痺が出ています。だから、私は局所麻酔一筋なんです。

    私は世界で最初に内視鏡を脊椎の横から挿入する狭窄症治療を局所麻酔で始め、それを世界に広げて有名になったため、高齢者がたくさん来院されます。特にN H K仕事の流儀に出演後は非常に多くの方が受診希望で予約が殺到しております。89歳や93歳の関東の方も徳島まで来て手術しました。心臓が悪く全身麻酔をかけたら心臓が止まるから手術は無理だと言われていた50代前半の北陸の男性も、うちだと局所麻酔なので問題ありません。腰が痛くてずっと座って歩けない状態だったのですが、手術ができてそれはもう喜んで帰られました。

    世界でも、脊椎の後ろから挿入する全身麻酔の手術ばかりやっています。だから、横から局所麻酔でやっているのは珍しい、レアなんです。この手術を開発したアリゾナのトニー・ヤン先生は、私と同じく全例局所麻酔でT F法をおこなっています。ドイツの先生とディスカッションしたときに、「横から挿入すると神経を傷つけるから危険だ」っていうんです。何でかなと思って聞くと、全身麻酔でやっているからなんですね。全身麻酔したら危険なことは分かっているじゃないかと。だからアリゾナの先生も私も局所麻酔なんです。

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    出沢明教授との出会いと技術の独自進化について

    小野先生:
    先生が国内留学された帝京大学溝口病院の出沢明教授との出会いについてお教え下さい。また、帝京大学で現在のFED法の基礎を習得され、独自に発展なさったとお聞きしていますが、どのように学び、独自にさらに発展して来られたのでしょうか。

    西良先生:
    出沢教授はFEDを始める前、ESD(内視鏡的シリンジ使用椎間板ヘルニア摘出術)という内視鏡手技を行っておりました。全身麻酔で16ミリの切開が必要な手術です。私もESDを行っていましたので、以前より親交があり2010年に帝京大学溝口病院准教授として勤務することになったのです。そこでFEDの手技を学びました。出沢教授はその後、IL法(経椎弓間法)での狭窄症手術の開発に舵を切りました。DPEL法と呼ばれます。従来の方法より小さい範囲の皮膚の切開でできるのでそれもいい方法だと思うし、立派なゴールだと思います。ただ、全身麻酔で行うことはこれまでと同様なのです。

    私は局所麻酔で行えるメリットを考え、独自にTF法(経椎間孔法)の開発を行なったわけです。私がやっている横から入れるというのは、今まで見たことない内視鏡画像の風景です。この方法の狭窄症手術は誰も手を出してない、つまりお手本がないんですよ。
    ただ、やはり高齢者のためには、もうこれは絶対に局所麻酔での狭窄症手術をやるしかないとの想いでした。徳島は糖尿病患者さんが一番多い県ですし、心臓疾患も多いので大変な県ですからそれでどんどん進化させていきました。

    お手本がないので、局所麻酔でどうやったら狭窄症を治せるだろうかと必死で考えながらでしたが、「後ろからの挿入ではこうやっていた、ああやっていた」という最終的なゴールは見えているんです。元々やっていた後ろから骨を削っているのを横からできないか、ということをずっとイメージを膨らませていきました。

    帝京にいる時からそういう発想はあったのですが、徳島に帰ったら独自の手術トレーニングセンターがあるので、それでこのアイデアをやってみたら完璧に私の発想した通りにできて、これで絶対間違いないと確信しました。

    新しい手術を開発した場合、それをすぐに患者さんに応用することはありません。トレーニングセンターでしっかりと自信がつくまで何度も手技を行います。
    トレーニングセンターでは、若手に教える、腕を磨く、それとベテランは新しい手術を見つける、進化させるというのが基本です。定期的にセミナーも開いていますので、午前中はトレーニングセンターで勉強して、午後から私が実際の手術を見せますので、分かりやすいと思います。

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    腰痛は謎解き

    小野先生:
    腰痛は多くの方が悩まれており、治療が上手くいかないケースも多いとお聞きしています。腰痛診療における難しさについてお教ください。

    西良先生:
    内視鏡治療でも有名になりましたけど、やっぱり私が1番得意とするのは謎解きですね。
    腰痛の85%は診断が難しいです。MRIで病変が見えるのはたった15%、残りの85%は謎の腰痛なので、しっかり話を聞かないと分からないんです。
    足に症状が出ているものを“特異的腰痛”といい、また危ない骨折、感染や癌の転移などを伴う腰痛を“レッドフラッグ”というんですが、特異的腰痛とレッドフラッグの腰痛をあわせて15%です。それらはMRIを見ると大体(原因が)見えるので、話を聞かなくても原因が分かります。残り85パーセントは、“非特異的腰痛”といって足に症状がありません。MRIも基本問題なく原因が見えないのですが、腰に痛みがあるんですよ。

    画像だけ見ていたら(原因が)見えません。この動作はできる、これは痛くてできないという話をしっかり聞いて、これはもう原因は椎間板に間違いないから、じゃあどこの椎間板なのかと考えます。そうやってある程度診断をつけてから画像を見ると、(原因が)見えてきます。関節だろうか、筋肉だろうかと言い出したら、いっぱいあるじゃないですか。この人の原因は絶対に関節だ、と分かったうえで見ていくと、その人の微妙な関節の変化が見えてくるんです。
    そうじゃないとMRIの枚数はいっぱいあるし、いっぱい情報があるので、それ全部を見ていたら何十分もかかってしまいます。画像診断医と違うところは、ぼくらには問診の情報があります。問診があるからひたすら話が聞けるので、この辺が原因じゃないかと絞っていけます。

    後半に続く

    記事監修 小野正文について

    小野正文 教授(医師・医学博士)
    香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授 
    東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
    日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
    FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問 
    高知大学医学部大学院医学研究科卒。

    非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、メタボ肝炎の研究・診断・治療の我が国を代表する「トップ名医・研究者」の一人。NASH研究の世界的権威である、米国Johns Hopkins大学 AnnMae Diehl教授および高知大学 西原利治教授に師事。2011年から10年に渡り、診療指針の基準となる「NAFLD/NASH診療ガイドライン」(日本消化器病学会・日本肝臓学会)作成委員を務める。

    受賞:2000年第13回日本内科学会奨励賞受賞, 2008年第43回ヨーロッパ肝臓学会(EASL)、
    2008 Best Poster Presentation Award受賞など国際的に高い評価を得ている。また、NASHに関する和文・英文の著書・論文数は400編を超える。

    代表論文:Lancet. 2002; 359(9310), Hepatology. 2007; 45: 1375-81, Gut. 2010; 59: 258-66, Hepatology. 2015; 62: 1433-43, Clin Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 17, など

    マンジャロ®皮下注とは?「脂肪肝や肥満」治療も期待できる新薬!?

    最強の糖尿病治療薬

    GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ®皮下注」が2023年4月にいよいよ発売になります。

    自宅で皮下注射が出来る注射薬なのです。

    しかも週1回の注射で良いのですよ! 

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    血糖現象だけでなく、体重減少効果も抜群!

    さらに、凄いのはこれまでにない体重減少をもたらしてくれることです。

    これまでの週1回の注射薬(トルリシティ皮下注)と比べても効果は抜群です。

    日本人に対する治療では、血糖値の指標であるHbA1c(過去1~2か月の血糖の平均指標)が大幅に低下し、体重も大幅に低下します。

    2型糖尿病患者636名(病歴4.8年、年齢56.6歳、HbA1c 8.2%、体重78kg、BMI 28.1、eGFR 79 )に対し、52週間(約1年)投与した結果、

    Hb1Ac

    体重

    マンジャロ  5mg

    -2.40%

    -5.8kg

    マンジャロ 10mg

    -2.60%

    -8.5kg

    マンジャロ 15mg

    -2.80%

    -10.7kg


    非常に強い血糖低下および体重減少効果が認められました。

    副作用は、嘔気(12~20%)、便秘(15~18%)と若干多めでした。

    低血糖は、他の薬剤併用がない方の場合はほぼないとのことでしたので安心して使用できます。

    詳細は下記の動画をご覧くださいただし、医療関係者向けとなっています!

    横浜市立大学分子内分泌・糖尿病内科の寺内康夫教授がお話されています。

    とても分かりやすい内容です。

    医療関係者向け| マンジャロ(チルゼパチド)SURPASS J-mono試験動画 (lillymedical.jp)

    関連記事:「肺がん」における人間ドックのワンポイントアドバイス

    脂肪肝に対しても効果的!?



    肥満の方にも朗報ですが、私の専門である脂肪肝(NASH:非アルコール性脂肪肝炎など)にも効果が期待されますね。

    私が診ている糖尿病を有する肥満患者さんも期待して待ってる方がたくさんいますよ。

    関連記事:高級人間ドックや会員制人間ドックと一般の人間ドックの違いとは?


    マンジャロの作用機序について

    GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の両インクレチンの作用を単一分子に統合した国内初のGIP/GLP-1受容体作動薬です。

    もともとインクレチンは胃や十二指腸を食べ物が通過した際に分泌されるホルモンです。

    このため、食後の満腹感を感じさせるホルモンとも言えます。

    マンジャロは2種類のインクレチンに作用することにより従来よりも強力に食欲を抑えてくれます。

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    自己注射の仕方

    (詳細は医師にお伺いください)



    BeMEC倶楽部の人間ドックは大学病院が共同で作り上げた高級会員制人間ドックサービスを提供

    BeMEC倶楽部では、大学病院との共同でつくり上げた高級会員制人間ドックを提供しています。

    その人にとってどのような検診が理想的なのか、具体的なメニューを提案し、できるだけ身体に負担をかけないよう配慮します。

    また、専任の看護師がつき人間ドックの予約を代行してくれたり、検診後に異常や気になることがないか連絡をし、万が一の際には提携の医療機関や医療顧問とのカウンセリングも調整します。

    また、BeMEC倶楽部ではもともと名医紹介サービスを提供しているため、病気が見つかった場合には無料でトップ名医の紹介を受けることもできます。

    早期発見・早期治療が大切?乳がん予防のためにも人間ドックを受けよう

    「乳がん」は、若い世代でかかる人が多い癌です。

    *女性が一生の間に乳がんになる確率は10人に1人 !! 

    *罹患率は女性のがんの第1位、でも死亡率は第4位です。

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    乳がんは増加・若年発症の傾向

    がんは年々増えており、より若年から発症するようになっています。

    他の癌よりも早く30~40歳代で急激に増えます。

    乳癌罹患者数 は97,812(2019年)と多く、女性が一生の間に乳がんになる確率は10人に1人とされています。

    また、罹患率は女性のがんの第1位です !!  

    関連記事:高級人間ドックや会員制人間ドックと一般の人間ドックの違いとは?

    乳がんは早期に発見できれば経過は良好です。

    乳がんは早期発見であるほど治癒率が高い病気です。

    2センチ以下の腫瘍の場合(リンパ節への転移がない場合)は、約90%の人が10年以上生存可能です。

    また、乳がんは小さいうちに発見できれば、女性にとって大切な乳房を温存した治療を受けることができます。

    早期発見につなげるためにもセルフチェックや定期検診を心がけましょう。

    乳がんの罹患率はがんの第1位ですが、死亡率は第4位です。

    理由は、早期に発見できる可能性が高く、早期に治療すれば治る「がん」だからです。

    関連記事:喫煙は肺がん発症の高リスク?人間ドックで「胸部CT検査」を勧める理由とは?


    乳がん人間ドックは正しく受けましょう。

    乳がん検診はマンモグラフィー検査が重要です。

    区市町村の健診でも実施しており30歳になったら全員が毎年受けてください。

    ただ、若い方の場合は高濃度乳腺のため、マンモグラフィーでは乳がんが見つからないケースも多いのです。

    このため、是非とも、人間ドックで超音波(エコー)検査も併せて受けてください。

    両方の検査を受けることで、あなたとあなたの家族が救われます。

    関連記事:乳がん診断による精神的影響とマンモグラフィ検査の重要性|Humming(ハミング)

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    喫煙は肺がん発症の高リスク?人間ドックで「胸部CT検査」を勧める理由とは?

    がん死亡率第1位は肺がん


    最近、「肺がん」で亡くなる人が増えています。

    がん死亡率の第1位です。

    それなのに、人間ドックで「胸部レントゲン検査」だけで充分と思ってないですか!?

    「胸部レントゲン検査」では肺がんはなかなか発見できません。


    「早期肺がん」は胸部レントゲン写真では見えません。

    「胸部CT」でなければ発見できないのです!

    こんな場所にある「肺がん」、結構大きな「肺がん」でも、胸部レントゲン写真では心臓の陰に隠れて見えません。

    「胸部CT」なら簡単に見つけられます。

    肺がんが心配なら、人間ドックでは「胸部CT検査」を必ず受けましょう!

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    関連記事:肺がんの気をつけてほしい初期症状や原因、ステージ(進行度)について|西春内科・在宅クリニック


    喫煙は肺がん発症の高リスクです!



    タバコを吸う方は、吸わない方の6倍以上の高いリスクです。

    多くの本数を吸う方の方がよりリスクが高くなります。

    家族や同僚、友達に喫煙者がいる場合は、間接喫煙にも気を付けて!

    ブリンクマン指数 (喫煙指数):一日に吸うたばこの本数と喫煙年数をかけた数値

    例えば毎日1箱(20本入 り)を20歳から吸っている40歳の人は、20本×20年=400となります。

    この数値が400を超えると肺がんを発症する危険性が高くなり、600以上は肺がんの高度危険群といわれています。

    心当たりがある方は今すぐに禁煙を!

    関連記事:高級人間ドックや会員制人間ドックと一般の人間ドックの違いとは?

    BeMEC倶楽部の人間ドックは大学病院が共同で作り上げた高級会員制人間ドックサービスを提供

    BeMEC倶楽部では、大学病院との共同でつくり上げた高級会員制人間ドックを提供しています。

    その人にとってどのような検診が理想的なのか、具体的なメニューを提案し、できるだけ身体に負担をかけないよう配慮します。

    また、専任の看護師がつき人間ドックの予約を代行してくれたり、検診後に異常や気になることがないか連絡をし、万が一の際には提携の医療機関や医療顧問とのカウンセリングも調整します。

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    高級人間ドックや会員制人間ドックと一般の人間ドックの違いとは?|費用やサービス内容、入会方法を解説

    健康経営に取り組む企業が増えていることもあり、人間ドックへの関心が高まっています。

    人間ドックと聞くと、一般的な健康診断のように不特定多数の利用者が次々と検査を受けるというイメージが強いですが、高級人間ドックや会員制人間ドックとよばれるサービスもあります。

    本記事では、一般的な人間ドックと、高級人間ドック、会員制人間ドックは何が違うのか、費用やサービス内容などもあわせて紹介します。

    人間ドックの種類

    一口に人間ドックといっても、多くの医療機関で受けられる一般的な人間ドックだけでなく、高級人間ドックや会員制の人間ドックといった種類も存在します。

    それぞれどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

    一般的な人間ドック

    一般的な人間ドックとは、もっとも多くの方が受診している人間ドックです。

    通常の健康診断よりも健診項目は多く、およそ50〜100項目程度を検査します。

    検査の日程は半日程度の場合が多く、検査結果は後日自宅へ郵送されます。

    高級人間ドック

    高級人間ドックとは、一般的な人間ドックよりも検査内容が充実し、医療機関独自のアメニティサービスや高級な食事などが充実したコースです。

    医療機関によってもサービスの内容は異なりますが、多くの場合、プライバシーが確保された特別室が設けられています。

    また、一般的な人間ドックでは用いられることが少ない最新鋭の医療機器が使用されたりと、検査の精度も高い傾向があります。

    高級人間ドックは日帰りのコースもあれば、検査内容によっては1泊2日程度の日程で行われることもあります。

    会員制人間ドック

    会員制人間ドックは、高級人間ドックと同様に特別なサービスが充実し、プライバシーも確保されています。

    また、医療機関によっては最新鋭の医療機器で詳細な検査も可能です。

    高級人間ドックとの最大の違いは、会員一人ひとりにメディカルチームや顧問医がつき、検査の後も継続して健康管理を行う点にあります。

    万が一、病気が見つかった場合にはその医療機関で治療を受けられるほか、状態によってはほかの医療機関へ紹介することもあります。

    そのため、一般的な人間ドックや高級人間ドックのように検査料金を支払えば受けられるというものではなく、高額な入会金と年会費を支払わなければなりません。

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    検診内容の違い

    人間ドックの種類によっても検診内容に違いが見られます。どういった検診を行うのか、3つの人間ドックの種類に応じて詳しく解説しましょう。

    一般的な人間ドック

    一般的な人間ドックで共通して受けられる項目としては、以下の内容が一般的です。

    • 1.内科診察
    • 2.身体計測
    • 3.眼底・眼圧検査
    • 4.肺機能検査
    • 5.腹部超音波
    • 6.聴力
    • 7.心電図
    • 8.胃部X線または胃カメラ
    • 9.胸部X線
    • 10.検尿
    • 11.検便
    • 12.血液検査

    上記に加えて、オプションとしてマンモグラフィ検査や婦人科検診、前立腺腫瘍マーカーなどの検査を受けることもできます。

    高級人間ドック

    高級人間ドックは医療機関が独自で提供している検査も多いため、必ずしも共通の検診内容とはいえません。

    一般的な人間ドックでの項目以外では、代表的なものに以下があります。

      • 1.頭部MRI
      • 2.甲状腺超音波
      • 3.マンモグラフィ検査
      • 4.骨粗鬆症検査 など

    ▶︎BeMEC倶楽部の高級会員制人間ドックサービスはこちら

    会員制人間ドック

    会員制人間ドックも高級人間ドックと同様、医療機関が独自で提供している検査が多くあります。

    検査項目自体は、一般的な人間ドック、および高級人間ドックで行われている内容とほとんど同じですが、最新の検査機器を利用できる場合も多く、より高度で精密な検査が可能です。

    さらに、会員制人間ドックならではのさまざまな付加サービスを提供しているところも少なくありません。

    付加サービスの詳細は「会員制・高級人間ドックの特徴」で紹介します。

    費用や値段の違い

    人間ドックの種類によっても検査にかかる費用は大きく異なります。

    一般的な人間ドックと高級人間ドック、そして会員制人間ドックの費用相場をそれぞれ紹介しましょう。

    一般的な人間ドック

    一般的な人間ドックは検査内容やコースによっても変わりますが、半日程度の日帰りであれば3〜6万円程度が相場です。

    会社員の場合、一般的なコースや検査内容のみ会社負担とし、社員の希望によって追加の検査を行う場合には差額分を自費で支払う場合が多いようです。

    高級人間ドック

    高級人間ドックの場合は、日帰りコースの場合で10万円程度、1泊2日のコースで15〜20万円程度が相場となっています。

    医療機関によっては、会員登録をすることで割引を受けられるところも多いようです。

    ▶︎BeMEC倶楽部の高級会員制人間ドックサービスはこちら

    会員制人間ドック

    会員制人間ドックは、一般的な人間ドックや高級人間ドックのように、1回あたり◯万円という費用がかかるものではありません。

    まず、初回に入会費を支払い、その後毎年年会費を支払うことで人間ドックを受けられます。

    費用は医療機関によっても異なりますが、入会費で150〜300万円、年会費は50万円程度が相場となっています。

    ◆東大病院の人間ドックの4つの特徴

    会員制・高級人間ドックの特徴

    高級人間ドックや会員制人間ドックでは、一般的な人間ドックにはないさまざまな付加サービスが提供されています。

    どういったサービスが受けられるのか、代表的なものをいくつか紹介しましょう。

    高級人間ドックの特徴

    高級人間ドックでは、以下のような付加サービスを利用できます。

    • 1.高級レストランでの食事
    • 2.プライバシーが確保された個室の利用
    • 3.会員専用の通路
    • 4.専任のコンシェルジュ

    不特定多数の利用者がいる一般的な人間ドックとは異なり、プライバシーが確保されているほか、検査の際に待ち時間がないことも大きな魅力といえるでしょう。

    ▶︎BeMEC倶楽部の高級会員制人間ドックサービスはこちら

    会員制人間ドックの特徴

    会員制人間ドックでは、以下のような付加サービスを利用できます。

    • 1.管理栄養士による継続的な食事指導
    • 2.アンチエイジング治療
    • 3.最新の医療機器、治療法による施術

    会員制人間ドックは、検査だけでなく食事指導やアンチエイジング治療など、継続的にさまざまな医療のサポートを受けられるのが最大の特徴といえます。

    会員制・高級人間ドックが富裕層や経営者に人気な理由

    会員制人間ドックや高級人間ドックは、一般的な人間ドックに比べて検査費用が高額です。

    そのため、特に富裕層や企業経営者に向けたサービスといえるのですが、なぜこういった人間ドックが支持を集めているのでしょうか。

    大きな理由のひとつに、会員のプライバシーが確保されていることが挙げられます。

    経営者の健康状態というのは、ときに企業経営に大きな影響を及ぼします。

    経営者が大病を患っている」、「健康状態に不安がある」という情報が外部に漏れた場合、株価に影響します。

    そのため、特にセンシティブな情報である健康状態が万が一外部に漏れないよう、高い費用を支払ってでも会員制人間ドックや高級人間ドックを受けたいというニーズが高いのです。

    ▶︎BeMEC倶楽部の高級会員制人間ドックサービスはこちら

    会員制・高級人間ドックの入会方法について

    会員制人間ドックや高級人間ドックを受けるためには、入会手続きを経る必要があります。

    各医療機関が用意している申込書や、入会金を支払うための口座振替依頼書などに記入した後、それぞれの医療機関で審査が行われます。

    審査に通過した場合、入会金と初年度年会費を支払い、人間ドックを受診できるようになります。

    自分に合った人間ドックの選び方

    自分に合った人間ドックを選ぶためには、主に以下の3つのポイントを念頭に置いておくことが重要です。

    • 1.どのような検査項目に対応しているか
    • 2.予算内に収まるか
    • 3.人間ドックを行う医療機関

    特に重要なのが、どのような医療機関で人間ドックを行うのかということです。

    検査の結果、万が一深刻な病気が見つかった場合に備え、レベルの高い医師による診療を担保できる大学病院や、契約医療機関で人間ドックを受けることが理想的といえるでしょう。

    BeMEC倶楽部の人間ドックは大学病院が共同で作り上げた高級会員制人間ドックサービスを提供

    BeMEC倶楽部では、大学病院との共同でつくり上げた高級会員制人間ドックを提供しています。

    その人にとってどのような検診が理想的なのか、具体的なメニューを提案し、できるだけ身体に負担をかけないよう配慮します。

    また、専任の看護師がつき人間ドックの予約を代行してくれたり、検診後に異常や気になることがないか連絡をし、万が一の際には提携の医療機関や医療顧問とのカウンセリングも調整します。

    また、BeMEC倶楽部ではもともと名医紹介サービスを提供しているため、病気が見つかった場合には無料でトップ名医の紹介を受けることもできます。

    ▶︎BeMEC倶楽部の高級会員制人間ドックサービスはこちら

    まとめ

    高級人間ドックや会員制人間ドックは、一般的な人間ドックとは異なりプライバシーが確保され、健康情報が外部に漏れる心配もなく安心して受診できるメリットがあります。

    経営者にとっては便利なサービスといえますが、万が一に備えて適切な治療を受けられる医療機関を選ぶことも重要です。

    女性が罹患する最も多い癌、乳癌。~早期発見は自分の身体を知ることから(後編)~

    大阪大学大学院外科学講座では、国立大学の外科教室のなかで乳腺、甲状腺外科に特化した診療を初めて開始し、国内最高レベルの診療・研究・教育を行っている。 島津研三教授は、乳癌手術のセンチネルリンパ節生検、ローテーションフラップによる整容性を重視した温存手術などの分野で先進的な診療・研究に取り組んできた実績を持つ。

    全国屈指の診療、研究レベルの同大学で教授を務める島津教授に、FeliMedix株式会社代表取締役社長小野さゆりが、乳癌の早期発見の重要性や診療、治療ついてお話を伺いました。

    紹介

    • 氏名:島津 研三(しまず けんぞう)
    • 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 教授
    • 1994年 大阪大学医学部医学科卒業
    • 1996年 東京都立駒込病院外科 医員
    • 2003年 JCHO大阪病院外科 医長
    • 2006年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 特任助教
    • 2007年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 助教
    • 2012年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 講師
    • 2020年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 教授
    • 氏名:小野 さゆり(おの さゆり)
    • FeliMedix株式会社 代表取締役社長
    • 薬剤師
    • 1981年 明治薬科大学薬学部卒業
    • 1983年 明治薬科大学大学院(修士課程)卒業(薬学修士)
    • 1983年 バイエル薬品(開発部)入社
    • 1986年 高知北病院薬剤部勤務
    • 1988年 高知医科大学(現高知大学医学部)第一解剖学教室 実験助手
    • 2011年 龍雲堂Sally薬房開設(高知県)
    • 2018年 Sally東洋医学研究所開設(東京都)
    • 2020年 現職
    目次

    ①名医よりもチーム医療が必要とされる理由
    ②乳癌診療の最新の治療法について
    ③乳癌患者に島津先生が伝えていることとは
    ④大阪大学病院の先進的な取り組みについて

    名医よりもチーム医療が必要とされる理由

    小野社長:
    乳癌診療における高度専門医療の重要性についてお教えください。

    島津先生:
    20~30年前であれば、優れた先生が病院に1人居れば良い治療ができるとされていました。でも、今はそうではないのです。
    名医よりも大事なのがチーム医療です。例えば、乳癌の手術は、一昔前までは温存手術がきれいにできることが名医と言われる1つの条件でした。ところが今は優れた再建手術の技術があります。ですから、外科と形成外科との連携が非常に重要です。乳腺の名医が一人居ただけでは良い治療は成り立たないのです。
    抗癌剤に関しても、腫瘍内科医との連携が重要です。乳腺の外科医も正しく薬を扱うことはできますが、腫瘍内科医のレベルは格段に違います。これまで外科医だけでやっていたことを、腫瘍内科医を入れることでより良い化学療法が患者さんに提供できます。
    さらに、化学療法をスムーズに進めようと思ったら、患者の状態を的確に判断できる優れた看護師が必須です。複雑な薬の副作用を理解している薬剤師も必要です。予防的乳癌に関してはカウンセリングを行うカウンセラーが欠かせません。きちんとした病院とは、いかにチーム医療がしっかりできているかどうかだと思います。これから大切なのは名医だけではなく、チーム医療が重要な時代です。

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    乳癌診療の最新の治療法について

    小野社長:
    ご専門の乳癌診療における最新の治療法についてお聞かせください。

    島津先生:
    当院では、オンコプラスティックサージャリーを行っています。乳腺外科医が単独で行うのは温存手術、形成外科医が行うのが再建手術ですよね。その中間的な手術です。多くの量を切除する場合に、乳腺を上手くローテーションさせるのですが、再建するほどではない方に施しています。再建に比べると体への負担が軽減でき、かつ従来の温存手術よりも美容の面で優れていると手術と言えます。
    ラジオ波熱焼灼療法を実施している施設もありますが、当院ではラジオ波治療は、まだエビデンスに乏しいため行っていません。また、ロボット手術と言うと、基本的には内視鏡の手術ということになります。乳腺の場合は表面の手術であるため、あまり定着しないと思いますが、患者さんのニーズがあるようなら、それに応じて取り組んでいくつもりです。

    小野社長:
    乳房切除と温存のそれぞれのメリット、デメリットについて先生のお考えをお聞かせください。

    島津先生:
    乳房切除と温存手術のどちらかが良い悪いという話ではなく、個々の症例に応じて適切に行うことが重要です。温存手術のメリットは、乳房が綺麗に残って美容面が良いことです。腫瘍が小さければ小さいほど良く、さらに乳首から離れていて脇に近い場所にある方が残った乳房の形が良いです。

    デメリットもあります。綺麗にできるということは、切除しなかった部位がたくさん残っているということです。残った部分の中に新たな小さな癌があることもありますし、乳房内の再発の可能性もあります。放射線を当てなかったら、約20%は乳房内で再発すると言われています。ただし、放射線を当てることでそれが5%まで減少します。

    このようにお話すると温存手術は切除手術に比べ再発しやすく、治りが悪いのではないかと思うでしょう。実は一緒なんです。温存術と乳房切除は、山ほど臨床比較試験を行っていますが、生命に関する治り方は同じです。乳房内の再発は関係ないのか?と気になるところだと思いますが、乳房に再発した時点で切除したら、治る率はほぼ一緒です。

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    乳癌患者に島津先生が伝えていることとは

    小野社長:
    乳癌患者の身体的、精神的ケアは、具体的にどのようにされていますか?

    島津先生:
    病は気からだと思っていますから「治りますよ」と伝えています。実際、85~90%が治るわけですしね。万が一再発しても、5年は余裕で乗り切れるという話をします。もっと良い薬が出てきたら、もっと長く生きられます。1番は前向きに言うということです。患者さんには情報を正確に伝える必要がありますが、そもそも治療が進歩しているのだから、大概治りますと伝えます。若い医師には「『任してください』、と自信を持って言えないとあかんで!」とよく話しています。

    脱毛には、ちゃんと逃げ道があります。実は、脱毛ほど後腐れのない副作用はありません。脱毛は悲しいことですが、2年後にはそこそこ、5年後には髪は完全に戻ってきますし、それまではウィッグやかつらでの対応が可能です。副作用で困るのは、手足のしびれです。それに対する薬も出てはいますが、なかなか難しいです。ですので、手や足を冷やし、血液の巡りを悪くすることで抗癌剤がその間だけいかないようにします。簡単なことですが、副作用がある程度緩和されます。

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    大阪大学病院の先進的な取り組みについて

    小野社長:
    乳腺・内分泌外科学講座として、どのような取り組みをされているのでしょうか。

    島津先生:
    大阪大学医学部附属病院未来医療開発部未来医療センターの中で遺伝子治療学の講座の先生と、予後の悪い乳癌の原因となる細胞外マトリックスに対する抗体のファースト・イン・ヒューマン試験の臨床試験を来年から行う予定です。

    研究に関しては、大阪大学で学んでもらう人にはハイレベルなことに取り組んでほしいと思っています。半分は当教室内で、半分は他の基礎系の講座に行き研究をしてもらっています。その一つが脂肪の再生医療です。ロート製薬の間葉系幹細胞から作った脂肪を再建に生かせないかと考えています。未来の治療として、オーダーメードにて再生医療で作った脂肪を、切除した部分に入れることで、侵襲なく再建を行うことを考えています。

    CAR-T(カーティ)療法というものがあります。骨髄の癌の治療として、癌にだけ付く抗体を見つけて、その抗体とT細胞を活性化する薬をくっ付けるんです。白血病ではもう保険適用になっている治療ですが、それを乳癌でできたら良いと思っています。血液中の癌から染み出したDNAを検出して、再発を早期に見つける研究もしています。

    未来の医療は多分、手術をしなくなると思います。最初に化学療法をして癌が完全に消失したことを外から見てはっきり断定することができたら、手術がない乳癌治療に変化していくでしょう。変化を起こすのが大阪大学の使命だと思っているので、そのための研究を行っていこうと思っています。

    小野社長:
    本日はお忙しいところを、乳癌の疫学、検診の重要性と女性が普段から気を付ける点、さらには、最新の治療法や副作用への対処法、大阪大学乳腺・内分泌外科学講座での診療と研究の最新のトピックスなど、多岐に渡りお話下さり興味深く拝聴させて頂きました。

    弊社では今後も大阪大学と連携させて頂きながら、患者さまのために高度専門医療のお手伝いが出来るよう「BeMEC(ビーメック)名医紹介サービス」の充実を図っていきたいと考えております。
    本日はありがとうございました。

    記事監修 小野正文について

    小野正文 教授(医師・医学博士)
    香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授 
    東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
    日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
    FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問 
    高知大学医学部大学院医学研究科卒。

    非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、メタボ肝炎の研究・診断・治療の我が国を代表する「トップ名医・研究者」の一人。NASH研究の世界的権威である、米国Johns Hopkins大学 AnnMae Diehl教授および高知大学 西原利治教授に師事。2011年から10年に渡り、診療指針の基準となる「NAFLD/NASH診療ガイドライン」(日本消化器病学会・日本肝臓学会)作成委員を務める。

    受賞:2000年第13回日本内科学会奨励賞受賞, 2008年第43回ヨーロッパ肝臓学会(EASL)、
    2008 Best Poster Presentation Award受賞など国際的に高い評価を得ている。また、NASHに関する和文・英文の著書・論文数は400編を超える。

    代表論文:Lancet. 2002; 359(9310), Hepatology. 2007; 45: 1375-81, Gut. 2010; 59: 258-66, Hepatology. 2015; 62: 1433-43, Clin Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 17, など

    名医とは?BeMECが考える名医の3つの定義

    BeMECが考える名医とは

    治療症例数(手術件数)・技術・論文数や学会内の評価を総合的に判断し、患者に真摯に向き合う人間力を持ち合わせ、専門分野の教授が推薦する日本TOP名医に相応しい医師だと考えます。

    ①医療技術の差

    トップ名医の治療は何といっても圧倒的に高い医療技術です。

    一般的な医師が検査をしても病気の発見が難しい場合、名医に診てもらうことで早期発見につながり、重篤な状態になる前に命が助かる可能性もあります。

    また、画像、血液検査などのデータだけでなく、患者さんの身体に直に触れことで感じる名医だからこその直観が、治療に大きな違いをもたらします。

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    ②治療選択肢の差

    同じ病気でも病状は一人ひとり異なるため、治療法も変わります。

    医師や病院が変われば、患者様に提供できる治療の質や内容も異なります。

    トップ名医であれば、他の病院で難しいと言われた治療も可能になる可能性があります。

    関連記事:東大病院の人間ドックの4つの特徴

    ③経験値の差

    他の専門医でも対応が難しい症例を数多くこなしてきているのがトップ名医です。

    それだけに、知識量の多さはもちろんですが、長年の経験から得られた鋭い洞察力の高さが違います。

    できることとできないことを的確に見極め、患者にとってよりリスクの少ない術式や治療法を提案することができます。

    BeMECは日本トップ名医の診察・治療にお繋ぎします

    重篤な病気にかかっていたり、特殊な治療が必要な場合など、近所の医療機関では治療に対応できないケースも少なくありません。

    そのような場合、名医からの治療を受けるために医師紹介サービスを利用するのもひとつの方法です。

    BeMECでは、顧問教授が診療科や病状に合わせて日本トップ名医を推薦しており、質の高い専門医療を受けるためのお手伝いをしています。

    また、確実に名医の診察・治療が受けられるよう、外来予約から受診までの手続きを代行いたします。

    自分または家族の病気を治すために、名医に診てもらいたいという方は、ぜひ一度BeMECへご相談ください。

    まとめ

    テレビや雑誌、新聞などのメディアに多く登場している医師だけが名医とは限らず、日々医療現場で活躍している医師のなかにも名医は存在します。

    かかりつけ医からの紹介状をもらったり、名医検索サイトや医師紹介サービスなどを利用する方法もあるため、自分自身にとって最適な方法を検討してみましょう。

    東大病院の人間ドックの4つの特徴

    ①検診の質

    検診の質は、検査・診断をする医師のレベルによって異なります。

    いくら最新の検査機器を導入していても、医師のレベルが違えば超初期の異常に気付けるかどうかが変わってきます。

    東大病院で最先端治療に携わり、早期の病変を多く診ている現役の医師だからこそ、超初期の異常も発見できる可能性が高いといえます。

    また、疾患・異常が見つかった場合は、各診療科の専門分野の医師との連携を取って動けることも強みです。

    もちろん、人間ドックで使用する機器は東大病院で検査・治療に使用されている最新鋭の医療機器なので、その点もお薦めできる重要なポイントだと思います。

    ◆BeMECが考える名医の3つの定義

    ②丁寧な問診と検査説明

    看護師による問診では、じっくりと話を聞いてくれて、丁寧に説明してくれます。

    人間ドックを初めて受ける方でも安心して受診することができます。

    関連記事:名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

    ③豊富なオプション検査項目

    あらかじめ決められている検診コースの選択ではなく、自分でオプション検査を選択できるます。

    全身をチェックしたい方にはもちろん、特定の疾患や臓器のチェックを重点的に行いたい方、基本の検診だけで終えたい方など、様々なニーズにあわせて検査項目を追加し受診することができます。

    あまり一般的には気にされていない方が多いように思いますが、画像検査での放射線、内視鏡検査での臓器を傷つける可能性など、検査を受けることによるリスクもゼロではありません。

    自分にとって優先度の低い検査は除き、必要な検査項目に絞って受診できることもメリットだと思います。

    ◆BeMECが考える名医の3つの定義

    ④落ち着いた空間での検診

    15階という眺望の素晴らしいフロアで検診を受けることができます。

    また受付から検診フロアまでの空間づくりが、リラックスして過ごせるよう配慮されています。

    関連記事:パーソナルドクターとは?今後主流になる新たな医療の形

    BeMECは日本トップ名医の診察・治療にお繋ぎします

    重篤な病気にかかっていたり、特殊な治療が必要な場合など、近所の医療機関では治療に対応できないケースも少なくありません。

    そのような場合、名医からの治療を受けるために医師紹介サービスを利用するのもひとつの方法です。

    BeMECでは、顧問教授が診療科や病状に合わせて日本トップ名医を推薦しており、質の高い専門医療を受けるためのお手伝いをしています。

    また、確実に名医の診察・治療が受けられるよう、外来予約から受診までの手続きを代行いたします。

    自分または家族の病気を治すために、名医に診てもらいたいという方は、ぜひ一度BeMECへご相談ください。

    東大病院の人間ドック紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=BRsPtmCRvu4

    まとめ

    テレビや雑誌、新聞などのメディアに多く登場している医師だけが名医とは限らず、日々医療現場で活躍している医師のなかにも名医は存在します。

    かかりつけ医からの紹介状をもらったり、名医検索サイトや医師紹介サービスなどを利用する方法もあるため、自分自身にとって最適な方法を検討してみましょう。

    女性が罹患する最も多い癌、乳癌。~早期発見は自分の身体を知ることから(前編)~

    大阪大学大学院外科学講座では、国立大学の外科教室のなかで乳腺、甲状腺外科に特化した診療を初めて開始し、国内最高レベルの診療・研究・教育を行っている。
    島津研三教授は、乳癌手術のセンチネルリンパ節生検、ローテーションフラップによる整容性を重視した温存手術などの分野で先進的な診療・研究に取り組んできた実績を持つ。

    全国屈指の診療、研究レベルの同大学で教授を務める島津教授に、FeliMedix株式会社代表取締役社長小野さゆりが、乳癌の早期発見の重要性や診療、治療ついてお話を伺いました。

    紹介

    • 氏名:島津 研三(しまず けんぞう)
    • 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 教授
    • 1994年 大阪大学医学部医学科卒業
    • 1996年 東京都立駒込病院外科 医員
    • 2003年 JCHO大阪病院外科 医長
    • 2006年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 特任助教
    • 2007年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 助教
    • 2012年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 講師
    • 2020年 大阪大学大学院外科学講座 乳腺・内分泌外科 教授
    • 氏名:小野 さゆり(おの さゆり)
    • FeliMedix株式会社 代表取締役社長
    • 薬剤師
    • 1981年 明治薬科大学薬学部卒業
    • 1983年 明治薬科大学大学院(修士課程)卒業(薬学修士)
    • 1983年 バイエル薬品(開発部)入社
    • 1986年 高知北病院薬剤部勤務
    • 1988年 高知医科大学(現高知大学医学部)第一解剖学教室 実験助手
    • 2011年 龍雲堂Sally薬房開設(高知県)
    • 2018年 Sally東洋医学研究所開設(東京都)
    • 2020年 現職
    目次

    ①増加する乳癌患者とその背景について
    ②乳癌検診による早期発見・治療を行うことが重要
    ③ブレストアウェアネスの重要性について

    増加する乳癌患者とその背景について

    小野社長:
    乳癌患者の最近の動向について、お伺いいたします。

    島津先生:
    私が生まれた1967年時点の乳癌患者数は1万人でした。私が54歳になった現在では10万人程に増加しています。現在は9人に1人の方が乳癌になっています。2000年ごろの予想では13人に1人になると言われていましたから、それを上回るスピードで増加しました。
    問題は若年層の発症が依然多いことです。2010年頃まで、年齢のピークは40代後半でした。現在、罹患率は30歳台後半から増加し始め、40歳台後半から50歳台前半でピークになります。そして、60歳台前半で再びピークを迎える傾向があります。

    小野社長:
    乳がん患者数が増加している要因には、乳製品等の食事が関係しているのでしょうか?

    島津先生:
    その通りです。昭和後半から平成の30〜40年で乳癌患者が増加し続けた背景には食生活の変化があります。戦後間もない頃は、卵焼きはご馳走でした。しかし今は安価で卵焼きが買えますし、毎日のように牛乳や卵、肉類を食べます。
    乳癌の7割はホルモン感受性と言い、女性ホルモンで増えます。栄養状態が良くなったことで、初潮が早く、閉経が遅くなり、生理(高エストロゲンの状態)が長く続くようになりました。肉や脂質の多い食事が増えて女性ホルモンを浴びる期間と量が増えたことが1番の原因です。また、ストレスも関係します。シフトで働く人や保育士、教師等はストレスが多いことで、より乳癌にかかりやすいというデータもあります。

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    乳癌検診による早期発見・治療を行うことが重要

    小野社長:
    日本の乳癌検診受診率(47%)は欧米(75%)と比べて低いですが、受診率が低い原因や解決すべき点がありましたらお教えください。

    島津先生:
    アメリカの受診率の高さは、マンモグラフィの検診を受けていないと保険に加入できないことが要因の一つです。そのぐらいアメリカでは乳癌に対する社会の意識が高いのです。日本も検診を受けてもらおうと頑張っています。2000年頃の受診率は1桁後半でしたが、今では40%後半となりました。諸外国に比べると少ないですが、検診率の増加に伴い40歳以下の死亡率は減っています。

    小野社長:
    何歳から乳がん検診を受けるべきでしょうか?

    島津先生:
    マンモグラフィの検診の効果(死亡率の低下)が、はっきり言われているのは50歳以降です。マンモグラフィは年配の人の方が発見率が高くなる検査です。日本人は、高濃度乳房(デンスブレスト)といって乳腺が詰まっているため、若い人ですとマンモグラフィでは異常が見えにくく発見率が低下します。超音波検査であれば乳腺の密度の濃さに関係なく、がんを発見することができます。
    市町村の検診では、40歳以降からの2年に1回のマンモグラフィを行っています。今後はエコーも検診の中に取り入れられるかもしれません。早期発見が非常に大事なのです。

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    ブレストアウェアネスの重要性について

    小野社長:
    「ブレストアウェアネス」という言葉がありますが、内容およびその大切さについてお教えください。

    島津先生:
    ブレストアウェアネスは最近でてきた言葉です。難しく聞こえますが、私は簡単に考えて良いと思っています。書籍では方法が詳しく書かれていますが、「触りまくるだけで良い」と私は話しています。

    検診についても同様ですが、ブレストアウェアネスも取り組むハードルを低くしないといけないと思っています。なぜ検診の受診率が上がらないかというと、病院の敷居が高いんです。自己健診の方法についても難しく説明してしまうと、皆やりません。月1回、2か月に1回でも良いから、自分で胸を触りまくるのが重要です。それが自分の乳房の状態を知る、つまりブレストアウェアネスにつながります。

    講習会を実施しているのですが、そこでは「10秒でできる乳腺の検診」と言って、10秒数えている間に、胸を触りまくるよう教えます。それを月1回でもする、医者が年に一回触るよりよっぽど正確です。「どんな感触だと癌ですか?」とよく聞かれることがあります。私でも癌の感触がどのようなものか分かるまで10~20年かかりました。しかし定期的に自分で触りまくると、変化があったときにその差に気付けるようになります。知識は必要ありません。自分の体を自分で分かっていたら良いのです。もし普段と違う状態やしこりなどに気が付いたら早めに専門医を受診して頂きたいと思います。

    後半に続く

    記事監修 小野正文について

    小野正文 教授(医師・医学博士)
    香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授 
    東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
    日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
    FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問 
    高知大学医学部大学院医学研究科卒。

    非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、メタボ肝炎の研究・診断・治療の我が国を代表する「トップ名医・研究者」の一人。NASH研究の世界的権威である、米国Johns Hopkins大学 AnnMae Diehl教授および高知大学 西原利治教授に師事。2011年から10年に渡り、診療指針の基準となる「NAFLD/NASH診療ガイドライン」(日本消化器病学会・日本肝臓学会)作成委員を務める。

    受賞:2000年第13回日本内科学会奨励賞受賞, 2008年第43回ヨーロッパ肝臓学会(EASL)、
    2008 Best Poster Presentation Award受賞など国際的に高い評価を得ている。また、NASHに関する和文・英文の著書・論文数は400編を超える。

    代表論文:Lancet. 2002; 359(9310), Hepatology. 2007; 45: 1375-81, Gut. 2010; 59: 258-66, Hepatology. 2015; 62: 1433-43, Clin Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 17, など