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胆道がんの名医を受診するお勧めポイント

コラム

肝臓でつくられる胆汁が十二指腸に出ていくまでの管である胆管、胆のう、十二指腸乳頭部の総称を胆道と言い、これらの部位に発生する悪性腫瘍を胆道がんと呼びます。

本記事では、胆道がんの基本的な情報から、診断・治療方法、そして名医の選び方について詳しく解説します。

胆道がんとは

胆道がんはがんの発生部位別に肝内胆管がん、胆管がん(肝門部領域胆管がんと遠位胆管がん)、胆のうがん、乳頭部がん(十二指腸乳頭部がん)に分けられます。 

胆道がんは年間2万人以上が新たに診断されるがんで、50歳代から増え始めて70歳代、80歳代の高齢者に多く、胆管がんと乳頭部がんは男性、胆のうがんは女性に多い傾向がみられます。

最近では印刷業務で使用されているジクロロメタン、ジクロロプロパンを長期間使用することで胆管がんの発生が増加することも報告されています。

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胆道がんの症状

胆管がん・十二指腸乳頭部がん

胆管がんの初期症状として黄疸(おうだん)が挙げられます。

皮膚や目の白い部分が黄色くなる症状です。

黄疸は、胆管にがんができると胆汁が流れにくくなり、胆汁が血液中に逆流することで発生します。

これを閉塞性黄疸といいます。

受診のきっかけとして皮膚や目が黄色くなることで気が付くことが多く、また尿中の胆汁成分が多くなると尿が茶色っぽく、濃くなるため気が付くこともあります。

その他、腹痛、発熱、全身倦怠感、食欲不振、体重減少などの症状を伴う場合があります。

胆のうがん

胆のうがんの初期段階では無症状のことが多く、進行するまで胆管がんのような症状が出にくいのが特徴です。

ただ、進行した時は、みぞおちや右脇腹の痛み、食欲低下、悪心嘔吐、体重減少、倦怠感などの症状がみられ、胆のうがんが胆管まで浸潤した場合には閉塞性黄疸が出ます。

診断

胆道がんを疑った場合には、血液検査と超音波検査を行います。

胆道がんにより血液中のビリルビン、アルカリフォスファターゼ(ALP)、γ-GTPなどの数値が上昇します。

診断の補助的な役割をする腫瘍マーカーとしてCA19-9、CEAも測定します。

腹部超音波検査は外来で比較的簡単に検査ができ、肝臓、胆のう、胆管に異常があるか、胆汁の閉塞が疑われるかなどを評価します。

これらの検査で胆道がんが疑われた場合には、続いて造影CT検査を行います。

がん病巣の場所、広がり、血管(主に門脈、肝動脈)との位置関係、浸潤の有無を評価します。

その後は、超音波内視鏡検査(EUS)、MRIあるいはMRCP、PET-CT検査などを行うことで病期(ステージ)を決めます。

超音波内視鏡検査(EUS)とは内視鏡の先端に超音波装置がついていて、体外超音波と比較し、より詳細な情報を得ることが可能です。 

胆道がんの患者さんは通常黄疸をきたしていることが多いので、黄疸を改善させる処置(減黄術:げんおうじゅつ)が必要です。

特殊な内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆汁の出口である十二指腸乳頭からカテーテルを胆管内に挿入し、造影剤を注入して検査します。

これをERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)と言い、直接的に胆道を造影します。

閉塞性黄疸出現時には黄疸を改善するためのプラスチックチューブや金属ステントを留置することが可能で鵜。

これらの処置と同時に病理検査(細胞診、組織診)を行うことができ、これにより胆管がんの確定診断が得られます。

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治療 

病期(ステージ)により治療方法が大きく異なってきます。 

手術

病期(ステージ)において切除可能病変であれば、手術が最も治癒が期待できる治療方法です。

胆道がんでは決まった手術術式といったものがなく、がんの場所、広がりに応じた術式が選択されます。

一般的には肝門部領域胆管がんの場合は肝切除や胆管切除が行われます。

遠位胆管がんの場合は膵頭十二指腸切除術が選択されることが多いです。

胆のうがんでは、がんが疑われるポリープや胆のう粘膜にとどまる初期のがんに対して胆のう摘出が行われます。

がんが胆のうのまわりの肝臓に浸潤がある場合は肝切除及び肝外胆管切除が必要です。

併せてリンパ節郭清をしたり、腫瘍の範囲によっては膵と十二指腸の一部を切除する膵頭十二指腸切除術や他臓器を合併切除することもあります。

抗がん剤治療(化学療法) 

胆道がんに対する化学療法として、ゲムシタビンとシスプラチンを併用する化学療法が標準治療として確立しています。

切除が困難な胆道がんの患者さんに広く行われている治療です。

最近は、どんどん抗がん剤治療法が発達しており、以前よりも生命予後が伸びるようになってきているため、腫瘍内科医などの専門の知識を持った医師による治療が重要になってきます。

名医による胆道がん治療を受けるメリット 

医師のレベルの違いにより生命予後や治療後の合併症が大きく変わるのが、胆道がん治療の特徴の一つです。

特に胆道がんの治療は年々進歩しているため、最新の知識と設備、治療法を有する名医の治療により、予後が大きく変わる可能性が高いのです。

最先端の専門的な知識と豊富な経験を持つ名医に治療を依頼することは、胆道がんと戦う上で非常に大きなメリットがあります。

特に外科医の名医による治療の場合には、手術技術の高さや合併症が少いことがメリットです。

さらに、抗がん剤治療を腫瘍内科医の名医に治療してもらうことも大きなメリットになります。 

関連記事:膵臓がんの治療を名医に依頼するべき理由や生存率について解説

名医による胆道がん治療を受ければ生存率は上がるのか    

名医による治療が胆道がんの生存率にどのように影響するかについては、明確な統計データはありません。

しかし、日本最先端治療を行う日本トップ名医には、全国から治療困難な胆道がん症例が日々紹介され、多くの胆道がん患者を治療しています。

このため名医は、一般的な胆道がん治療の専門医に比べ最先端治療に対する多くの知識と経験を有しているため、生存率や生活の質の向上が期待できます。

胆道がん治療の名医を見つける方法

胆道がん治療の名医を見つけるのは簡単ではありません。

名医が在籍している病院では、胆道がんなどの治療成績がホームページに掲載されていることが多く、難しい症例が多いにも関わらず良好な治療成績であることが確認できます。

また、最新の診断法や治療法をホームページで確認できる場合があります。

これらの情報を参考にして名医を探すことも一つの方法です。

また、名医紹介サービスを利用すれば、ネットや雑誌などでは見つけることが出来ない本物の名医を推薦、紹介してもらえます。 

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BeMECは日本最高峰の名医紹介サービスを提供  

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