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脳神経外科の名医にかかるには ②脳血管疾患

コラム

脳神経外科の専門は、大きく分けると脳腫瘍と脳血管疾患(脳血管障害)の2つに分けられます。

このため、名医になればなるほど、どちらかの疾患治療に専門化・特化していることが一般的です。 

ご自身の疾患がどちらの疾患なのかを先ずは確認した上で、脳神経外科の名医を探すことをお勧めします。  

今回は「脳血管疾患」の名医の治療を受けるためにはどうすれば良いのかご紹介します。

関連記事:脳神経外科の名医にかかるには ①脳腫瘍の名医

脳血管疾患とは

脳の血管に障害が起きることで、様々な症状が起きている脳疾患を総称して、脳血管疾患(脳血管障害)と呼びます

一般的には脳卒中と言われることが多く、脳の血管が何らかの原因で詰まる、破れるといったことで突然発症する病気のことを意味します。

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などをまとめた呼び名として用いられています。

脳血管障害(脳卒中)に対する診断、治療、手術は一刻を争うものがほとんどです

このため、24時間365日、脳神経外科医が救急対応している病院に搬送してもらうことがとても大切です。

特に、くも膜下出血は死亡率の高い非常に恐ろしい疾患です。

くも膜下出血はほとんどの場合、何の前兆もなくある日突然発症します

適切な手術や治療を行えたとしても、元の生活に戻ることができる患者さんは 全体の30~40%程度といわれます。

くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤(脳を栄養している血管にできたこぶ)の破裂によるものです

人間ドックなどで事前に発見し、予防的手術を受けることで将来の破裂を防ぐことができます。

一方、脳梗塞や脳出血は「血管が狭窄化して脳血管の血流が悪くなる」「脳血管が破綻する」

「心臓内で作られた血栓が脳血管まで移動して詰まる」などの原因で発症します

高血圧、脂質異常症、糖尿病、加齢などによる動脈硬化により発症の可能性が高くなります。

脳梗塞の場合は、「t-PA」という血栓溶解剤による治療、血管内カテーテルを用いた動脈内血栓回収療法などによる救急対応が必要です。

「くも膜下出血」を例に詳しくお話しします。 

くも膜下出血の原因は、脳動脈瘤の破裂が最も多く、続いて外傷性です。

脳動脈瘤が破裂すると、くも膜と脳の隙間にあるくも膜下腔と呼ばれる空間に血液が充満します。

そして、これまでに経験したことがないほどの激しい頭痛とともに、嘔吐や意識障害がみられます

動脈瘤が破れた瞬間には、脳の圧がきわめて高くなり、脳に血が流れないことで意識を失う原因となります。

また、動脈瘤は再び破裂する可能性が高く、この場合の死亡率は非常に高いため早急に手術が必要です。

診断

くも膜下出血の診断はCTで行いますが、ごく軽症の場合などはCTではわからない場合があります。

そのためMRIや、腰から針をさして脳~脊髄を循環している液(脳脊髄液)を調べる腰椎穿刺という検査で出血の有無を確認します

また脳動脈瘤の場所や形を調べるには、一般的には造影剤を用いた3DCT血管撮影(3DCTA)およびカテーテルを使った脳血管撮影を行います。 

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治療方法

くも膜下出血急性期の治療は、大きく2つの方法に分けられます。

脳動脈瘤クリッピング手術(開頭手術)

頭蓋骨を一部取り外して、動脈瘤に直接クリップをかける開頭手術です。 

脳動脈瘤コイル塞栓術(カテーテル治療) 

太ももの付け根の動脈からカテーテルを入れ、血管の中から動脈瘤をプラチナ製のコイルで充填するものです。

クリッピング手術、コイル塞栓術ともに、くも膜下出血急性期の治療としては確立されたものですが、それぞれの方法に固有の特徴があります。

くも膜下出血を来した患者さんの年齢や全身状態、動脈瘤の場所、大きさ、形状などに応じてどちらかの治療が選択されます。 

担当する脳外科専門医により、手術とカテーテル治療のどちらを得意としているかも、治療選択の重要なポイントになります。

脳動脈瘤の予防的治療

脳動脈瘤の予防的治療には、大きく分けて「クリッピング手術(開頭手術)」と「コイル塞栓術(カテーテル治療)」があります。

クリッピング手術は、顕微鏡で脳動脈瘤を視認し、基部をクリップで閉鎖する方法です。

コイル塞栓術は、最近新しいデバイスの導入が相次ぐ分野です。

カテーテルを用いて、脳動脈瘤内にコイルを挿入する通常のコイル塞栓術に加え、バルーンやステントという金属の筒でコイルを押さえて塞栓します。

くも膜下出血の大きな原因となっている脳動脈瘤の予防的治療について、日本人を対象とした大規模研究(UCAS Japan)では、未破裂脳動脈瘤の平均破裂率は年間0.95%と報告されています。

破裂率は脳動脈瘤の最大径と相関することが分かっているため、5〜7mm以上の脳動脈瘤は治療の対象となると考えられています

一方、最近New England Journal of Medicineという世界的に権威のある医学雑誌には、日本での知見とはかなり異なる結果が報告されています。

「多くの欧米の施設の合同調査で、直径10mm以下の動脈瘤の破裂率は極めて低く、一方手術のリスクが高い」といった報告です

このため、脳動脈瘤は大きさだけでなく、形や発生部位も含めて治療適応が考慮されます

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名医による脳血管疾患治療を受けるメリット

医師のレベルの違いにより、生命予後や治療後の合併症が大きく変わるのが、脳血管疾患治療の特徴の一つです

特に「くも膜下出血の急性期」は今でも死亡率が高く、最先端の専門的な知識と豊富な経験を持つ名医に治療を依頼することは、命を救うためにも大きなメリットがあるといえます。

名医による脳血管疾患治療を受ければ生存率は上がるのか

名医による治療が脳血管疾患の生存率にどのように影響するかについては、明確な統計データはありません。

しかし、日本最先端治療を行うトップ名医には、全国から治療困難な脳血管疾患、特に治療困難な脳動脈瘤や脳動脈狭窄の患者さんが日々紹介され、多くの患者さんを治療しています。

このため名医は、一般的な脳外科専門医に比べ最先端治療に対する多くの知識と経験を有しているため、生存率や生活の質の向上が期待できます

脳血管疾患治療の名医を見つける方法

脳血管疾患治療の名医を見つけるのは簡単ではありません。

名医が在籍している病院では、脳血管疾患などの治療成績がホームページに掲載されていることが多いです。

難しい症例が多いにも関わらず良好な治療成績であることが確認できますので、参考にするのも方法の1つです。

さらに、名医紹介サービスを利用すれば、ネットや雑誌などでは見つけることが出来ない本物の名医を推薦、紹介してもらえます

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