FeliMedix

コラム・インタビュー- COLUMN / INTERVIEW -

椎間板ヘルニア手術の名医(スーパードクター)を受診するお勧めポイント

コラム

椎間板ヘルニアとは、脊椎の椎間板が損傷し、内部のゼリー状の物質(髄核)が椎間板から飛び出た状態を指します。

通常、椎間板は椎骨同士のクッションのような役割を果たし、脊椎を支え柔軟性を提供しています。

椎間板が損傷すると、患部周辺の神経に圧迫がかかり、痛みやしびれ、筋力低下などの症状が生じることがあります。椎間板ヘルニアが頸部に起これば(頸椎椎間板ヘルニア)、上肢のしびれや痛み、首の痛みが症状として現れます。

一方、腰部(腰椎椎間板ヘルニア)に起これば、下肢のしびれや痛み、腰の痛みなどが症状として現れ、さらに酷くなると膀胱・直腸障害などが出てくることがあります。

手術を検討している方にとって、手術による見通しや、再発・再手術のリスクがどのくらいあるのかは大きな関心事です。

本記事では、手術の成功率や再発率のデータを確認したうえで、名医(スーパードクター)に依頼する意義や医師選びのポイントまでご紹介します。

椎間板ヘルニアの内視鏡手術の治療選択の注意点

一般的に手術をせずに消炎鎮痛薬や内服治療などの薬物治療、理学療法などで症状は軽快しますが、痛みが強い場合には神経ブロックなどを行い痛みを和らげます。

それでも治らない場合や下肢の脱力、排尿・排便障害が出てくるような場合には手術が行われます。

内視鏡手術は、椎間板ヘルニアの治療法の一つで、比較的非侵襲的な方法です。内視鏡手術は一般的な手術よりも回復が速く、傷口も小さいため、入院期間が短く患者の生活への影響が少ないことが利点です。

ただし、手術が必ずしも適切な選択肢ではなく、患者の症状や椎間板の状態によっては他の治療法が適している場合もあります。

椎間板ヘルニア手術の成功率と再発率・再手術率

椎間板ヘルニアの手術を検討するうえで気になるのが、手術によって症状がどの程度和らぎ、再発や再手術がどのくらい起こるのかという点です。ここでは成功率と再手術率の実際のデータから確認していきます。

手術の成功率

椎間板ヘルニアの手術は、足やお尻に広がる下肢痛に対して高い優位性があることがわかっています。保存療法と比べても下肢症状の緩和がみられ、手術を受けた方の70〜90%で症状の軽減が認められたと報告されています。

ここでいう成功とは、痛みやしびれといった神経症状が軽減し、日常生活が送りやすくなることを指します。飛び出した椎間板を摘出できたという意味であり、二度と再発しない完治を保証するものではありません。

同じ手術でも経過には個人差があり、症状の原因を正確に見極めた診断ができているかどうかが結果を左右します。

だからこそ、診断力の高い医師のもとで手術を受けることが望まれます。

再手術率の経年推移

手術後の再手術率は、時間の経過とともに少しずつ上昇していきます。10年間の長期追跡を行った大規模研究では、再手術率は以下のとおり報告されています。

経過年数再手術率
1年後4%
2年後6%
3年後8%
5年後11%
10年後16%

再手術率は累積して増えていくため、長い目で見ると一定の割合で再手術が必要になることがわかります。一度手術を受ければ終わりではなく、術後も経過を見ていく前提で治療に臨むことが望まれます。

参考:Kim CH, et al. The Long-term Reoperation Rate Following Surgery for Lumbar Herniated Intervertebral Disc Disease. A Nationwide Sample Cohort Study With a 10-year Follow-up. SPINE 44(19):p 1382-1389, October 1, 2019.

手術方法による再手術率の差

内視鏡手術や顕微鏡手術など手術方法にはいくつか種類がありますが、先の10年追跡研究(Kim CH, et al. SPINE 2019)では、術式による再手術率に明確な差は認められませんでした。

どの手術方法を選ぶかよりも、症状の原因を正確に診断し的確に処置できるかどうかが長期的な予後を左右します。

手術方法の名前で医師を選ぶのではなく、診断と手術の技術そのものを見極めることが、再手術のリスクを抑えるうえで欠かせません。

再発・再手術の理由

再発や再手術に至る主な理由は、再ヘルニア、線維輪の欠損、椎間板変性の3つです。

手術で椎間板を摘出しても、椎間板を包む線維輪に欠損が残ると、その部分から髄核が再び飛び出し、同じ椎間で再ヘルニアが起こることがあります。

さらに、手術の後も椎間板の変性は進行していきます。椎間板は次第に劣化して分節化し、不安定になっていきます。過剰な負荷や姿勢の乱れが加わると変性が加速し、再発の土台となります。

これらのリスクを完全に避けることはできませんが、初回手術での正確な診断と丁寧な処置が、再発のリスクを左右する要素になります。だからこそ、経験豊富な名医(スーパードクター)のもとで初回の手術を受ける意義が大きいといえます。

関連記事:脊柱管狭窄症手術の名医(スーパードクター)を受診するお勧めポイント

椎間板ヘルニア内視鏡手術を名医(スーパードクター)に依頼するべき理由

椎間板ヘルニアの手術は、成功率や再手術率のデータが示すとおり、初回手術での正確な診断と丁寧な処置が長期的な予後を左右します。

特に内視鏡手術は、小さな傷口から特殊な器具を挿入して行うため、非常に微細な操作が求められます。名医(スーパードクター)に依頼することで、手術の成功率向上だけでなく、神経損傷などの合併症リスクを低減させることが期待できます。

また、腰椎椎間板ヘルニアと診断されて手術を受けたものの、「痛みが取れない」というトラブルは少なくありません。これは、痛みの真の原因が別の場所にあるなど「事前の診断ミス」が原因であることも多いのです。

名医(スーパードクター)は手術の技術だけでなく、この「見極める診断力」が圧倒的に優れているため、結果としてより適切な治療へと繋がりやすくなります。

関連記事:名医(スーパードクター)を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

椎間板ヘルニアの内視鏡手術治療で名医(スーパードクター)と一般医師・専門医とどのような違いがあるのか

椎間板ヘルニアの内視鏡手術を行う名医(スーパードクター)は、その手術に特化した専門知識と経験を有しています。

椎間板ヘルニアの内視鏡手術には、脊椎外科領域における高い専門性と、微細な操作を正確に行うための十分な経験値が求められます。

豊富な症例経験を持つ医師であれば、難易度の高い症例への対応力や、予期せぬ合併症へのリスク管理という点でも選択肢が広がります。

椎間板ヘルニア内視鏡手術の名医(スーパードクター)の条件

手術の成功と患者の安全性を守るためには、広告や口コミ、テレビ出演の有無だけで医師を選ばないことが大切です。真の名医を見極める条件としては、以下のポイントが挙げられます。

  • 学会の認定資格(例:日本脊椎脊髄病学会の指導医、日本内視鏡脊椎外科学会の技術認定医など)を保有しているか
  • 脊椎・椎間板ヘルニアの手術実績(症例数)が豊富か
  • メリットだけでなく、再発率や合併症などのリスクも誠実に説明してくれるか

専門的な知見と、最新の治療選択肢(保存療法を含む)を公平に提示してくれる医師こそが、信頼できるスーパードクターの条件と言えます。

関連記事:名医(スーパードクター)とは?BeMECが考える名医の3つの定義

BeMECは日本トップ名医の診察・治療にお繋ぎします

椎間板ヘルニアの手術は、初回の正確な診断と丁寧な処置が、その後の再発や再手術のリスクを大きく左右します。だからこそ、経験と実績のある名医のもとで治療を受けることに大きな意味があります。

重篤な病気にかかっていたり、特殊な治療が必要な場合など、近所の医療機関では治療に対応できないケースも少なくありません。そのような場合、名医からの治療を受けるために医師紹介サービスを利用するのもひとつの方法です。

BeMECでは、顧問教授が診療科や病状に合わせて日本トップ名医を推薦しており、質の高い専門医療を受けるためのお手伝いをしています。

また、確実に名医の診察・治療が受けられるよう、外来予約から受診までの手続きを代行いたします。

自分または家族の病気について、専門的な見地を持つ医師に診てもらいたいという方は、ぜひ一度BeMECへご相談ください。

まとめ

椎間板ヘルニアの手術は下肢痛への有用性が報告されている一方で、経過に伴う再発や再手術のリスクも考慮する必要があります。

再発や再手術の背景には、再ヘルニアや線維輪の欠損、術後も進行する椎間板変性があります。これらのリスクを抑えるには、初回手術での正確な診断と的確な処置が欠かせません。

なお、手術の効果や再発のしやすさには個人差があり、症状や病状によって最適な治療は異なります。

BeMECでは、顧問教授が病状に合わせて日本トップ名医を推薦し、外来予約から受診までを代行します。手術を検討している方は、後悔のない選択のためにぜひ一度BeMECへご相談ください。

投稿者

小野正文 教授(医師・医学博士)

横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学 客員教授
大阪大学大学院医学系研究科 招聘教授
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 元教授 
FeliMedix株式会社 代表取締役会長・創業者・代表医師
高知大学医学部大学院医学研究科卒