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名医を探す方法・探し方とは?後悔しない治療のために知っておくべきこと

コラム

病気や怪我の治療が必要なとき、まずはかかりつけ医に診てもらうのが一般的です。

しかし、場合によっては紹介状を書いてもらい、大きな病院で診てもらわなくてはならないケースもあるでしょう。

そこで今回は、もしものときのために、最高の治療が受けられる名医の探し方を紹介します。

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そもそも名医とは?

名医とは、一言で表すと「優秀な医師」や「優れた医師」といった意味を指します。

しかし、何をもって「優秀」で「優れた」医師であるかという点は人によって解釈がさまざまです。

手術の腕が良い医師を指す場合もあれば、痛みが少なく患者へ負担をかけない治療をしてくれる医師を指す場合もあるでしょう。

多くの患者にとって、共通する名医の条件をひとつだけ挙げるとすれば、病気や怪我を治すための知見や実績が豊富であり、患者にとって最後の砦となるような存在が名医にあたります。

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名医と一般的な医師との違い

名医とはあくまでも一般的な概念であり、どこの病院の誰が名医である、と明確に決められているものではありません。しかし、多くの患者やその家族、そして同じ医療従事者からも名医として認識されている医師が存在することは事実です。

では、名医とよばれる医師と、その他の一般的な医師との違いは何なのでしょうか。

決定的な違いは、特定の分野や治療法について、その医師しかもっていない優れた技術や手術の実績があるかどうか、という点です。

たとえば、一般的な医師が検査をしても病気の発見が難しい場合、名医に診てもらうことで早期発見につながり、重篤な状態になる前に命が助かる可能性もあるでしょう。

また、一般的な医師では出来ない手術方法であっても、名医なら手術後の日常生活により負担のない術式を選んで治療することが可能な場合もあります。

一方で、名医といえども全ての病気を完治させられるとは限りません。そのような場合でも、できることとできないことを的確に見極め、患者にとってよりリスクの少ない術式や治療法を提案することができます。

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かかりつけ医が紹介する医療機関・医師について

名医とよばれる医師は、高度な医療を提供する大学病院などに在籍しているケースが少なくありません。そもそも大学病院は、重篤な病気や症状に悩む患者に対して専門的な医療を提供するという役割が大きく、かかりつけ医からの紹介状をもらって診てもらうのが一般的です。

たとえば、一般的な風邪やインフルエンザ、打撲や捻挫などの軽症者までもが大学病院を受診してしまうと、重篤な症状を抱える患者が十分な治療を受けることができなくなってしまいます。

そのため、かかりつけ医が大学病院などを紹介する際には、より設備の整った病院で専門的な検査・治療を受けなければならない場合がほとんどです。

しかし、患者本人が「どうしてもこの病院で診てもらいたい」といった希望がある場合には、それに沿って紹介状を作ってもらうことも可能です。

ただし、自分を担当してくれる医師を患者本人が指名できるかどうかはケースバイケースで、必ずしも患者の希望に添えるとはいえないのが現状です。


マスメディアに露出が多い医師は名医なの?

マスメディアに登場する医師のなかには、高度な知見と専門性からさまざまな解説を行っている人も少なくありません。マスメディアに登場するということは、それだけ信頼性が高く高度な知見をもっている可能性が高いといえるでしょう。

しかし、だからといってマスメディアに出ていないから名医ではない、とは言えません。医師のなかには、マスメディアに出て有益な情報を発信することで世の中に貢献したいという考えの人もいれば、できるだけ医療の現場に立ち、1人でも多くの患者の命を救いたいという信念をもった人もいます。

また、高度な知見と知識をもっていても、手術はあまり得意ではない医師もいますし、マスメディアでは専門分野以外の内容にも対応している医師も存在します。そのため、テレビや雑誌、新聞で良く目にする医師だから名医である、と断言することはできないのです。

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コネクションがないと名医に診てもらえないのか

名医とよばれる医師はつねに多くの患者の診療にあたり、多忙なイメージがあります。たとえば、「◯◯病院の外科に◯◯先生という名医がいる」という情報を得られたとしても、一般的な病院のように飛び込みでの外来診療は受けられない場合があります。

また、名医に診てもらうためには、特別なコネクションが必要なのではないか、と考える方も多いでしょう。結論からいえば、そのようなコネクションがなくても名医に診てもらえる可能性はあります。

その医師の所属する病院がわかっていれば、かかりつけ医に紹介状を書いてもらい、その病院の窓口で「◯◯先生に診てもらいたい」旨を伝えるのが良いでしょう。すべての病院で医師の指名に対応できるとは限りませんが、予約状況によっては対応してもらえる場合があります。

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個人に合った名医を探す方法

一口に名医といっても、病気や症状によっても専門分野は異なり、自分自身に合った医師を探す必要があります。

そこでおすすめなのが、医師紹介サービスや専門医を検索できるWebサイトです。

医師紹介サービス

医師紹介サービスとはその名の通り、患者の病状や症状に合わせて全国の専門医や名医につなぐサービスのことを指します。

申し込み手続きを行った後、医師紹介サービス事業者で専門医や名医をマッチングし、医師名と所属病院、予約方法などを紹介してくれます。

かかりつけ医に紹介状を書いてもらうことはできても、必ずしも名医を指名できるとは限らないことから、質の高い医療を受けたいという患者にとっては心強いサービスといえるでしょう。

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医師検索サイト

医師検索サイトとは、その名の通り全国の医師から専門医を検索できるWebサイトのことです。

病気の名称や最適な治療法は自分なりに調べることもできますが、それに対応できる優秀な医師がどこにいるのか分からず悩んでいる患者も少なくありません。

医師検索サイトであれば、病名や受診科などのキーワードから専門医を探し出すことができ、所属している病院なども瞬時に把握できます。

BeMECは日本トップ名医の診察・治療にお繋ぎします

重篤な病気にかかっていたり、特殊な治療が必要な場合など、近所の医療機関では治療に対応できないケースも少なくありません。そのような場合、名医からの治療を受けるために医師紹介サービスを利用するのもひとつの方法です。

BeMECでは、顧問教授が診療科や病状に合わせて日本トップ名医を推薦しており、質の高い専門医療を受けるためのお手伝いをしています。

また、確実に名医の診察・治療が受けられるよう、外来予約から受診までの手続きを代行いたします。

自分または家族の病気を治すために、名医に診てもらいたいという方は、ぜひ一度BeMECへご相談ください。

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まとめ

テレビや雑誌、新聞などのメディアに多く登場している医師だけが名医とは限らず、日々医療現場で活躍している医師のなかにも名医は存在します。

かかりつけ医からの紹介状をもらったり、名医検索サイトや医師紹介サービスなどを利用する方法もあるため、自分自身にとって最適な方法を検討してみましょう。

記事監修 小野正文について

小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授 
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問 
高知大学医学部大学院医学研究科卒。

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、メタボ肝炎の研究・診断・治療の我が国を代表する「トップ名医・研究者」の一人。

NASH研究の世界的権威である、米国Johns Hopkins大学 AnnMae Diehl教授および高知大学 西原利治教授に師事。2011年から10年に渡り、診療指針の基準となる「NAFLD/NASH診療ガイドライン」(日本消化器病学会・日本肝臓学会)作成委員を務める。

受賞:2000年第13回日本内科学会奨励賞受賞, 2008年第43回ヨーロッパ肝臓学会(EASL)、
2008 Best Poster Presentation Award受賞など国際的に高い評価を得ている。また、NASHに関する和文・英文の著書・論文数は400編を超える。

代表論文:Lancet. 2002; 359(9310), Hepatology. 2007; 45: 1375-81, Gut. 2010; 59: 258-66, Hepatology. 2015; 62: 1433-43, Clin Gastroenterol Hepatol. 2022 Jan 17, など