鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザとはトリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症です。人におけるほとんどの感染者は、 感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があります。
衰弱または死亡した野生の鳥獣には不用意に触らないようにしましょう。
また、外出先から帰ったらせっけんで手を洗うなど、日常的な感染症予防を心がけましょう。一部の鳥インフルエンザウイルスは、人に感染すると重篤な肺炎や死に至ることがあるため、注意が必要ですが、日本では発症した人は確認されていません。
発生地域からの到着時に発熱などの症状がある場合、鳥インフルエンザに感染した鳥(死んだ鳥を含む)や患者に接触したと思われる方は、検疫所の担当者にご相談ください。
帰国時には症状がなく、帰宅後に発熱やせきの症状が現れた場合は、医療機関を受診し、鳥インフルエンザの発生地域に渡航していたことをお知らせください。
ご不明な点は、最寄りの保健所にご相談ください。また、38 度以上の発熱と急性呼吸器症状などの感染が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒