DAA(直接作用型抗ウイルス剤)
DAA(直接作用型抗ウイルス剤:Direct Acting Antivirals)は、 C型肝炎ウイルスが肝臓の細胞の中で増える過程を直接抑制する飲み薬です。
DAAの登場により、従来のインターフェロン治療のような発熱や倦怠感などの副作用はなく、8~12週間の服薬で95%以上のウイルス学的著効(SVR)が得られます。
複数の会社からいくつかのDAA薬が出ており、患者さんの肝臓の状態により専門医が選択して使用しますが、概ねどのDAA薬の効果も良好です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒