多剤耐性菌
多剤耐性菌は、抗生物質や薬剤などの複数の医薬品に対して耐性を持つ細菌や病原体のことを指します。これらの菌は、通常の治療に使われる多くの抗生物質に対して効果を示さないため、治療が困難になります。
この耐性は、過去の抗生物質の大量もしくは不適切な使用や、治療の途中で抗生物質を適切に服用しなかったことによって進化した可能性があります。
多剤耐性菌による感染症は、重症化や長期化のリスクが高く対処が難しいため、予防と適切な抗生物質の使用が重要です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒