胆汁
胆汁は、肝臓で生成され、消化吸収において重要な役割を果たす液体です。主な成分は胆色素、胆酸、コレステロール、リン脂質などです。
肝臓において合成された胆汁は、胆管を通じて十二指腸から排出され、主に食事に含まれる脂肪の消化・吸収の助けをします。
脂肪を分解して小さな脂肪微粒子にして小腸から吸収しやすい状態にします。胆汁の不正常な分泌や流れの障害は、胆石や胆嚢炎などの疾患を引き起こす可能性があります。
適切な食事や生活習慣、定期的な健康診断を行うことで、胆汁の適切な働きを維持することが重要です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒