CT検査
CT検査(コンピュータ断層撮影検査)は、X線を使って身体内の断層画像を撮影する医療検査法です。患者は検査台に寝て、X線装置が体を360度回転しながらX線を照射し、断層画像を得ます。
これにより、身体の内部の骨や臓器、血管、腫瘍などを立体的に詳細に観察することができます。CT検査は、体の異常や疾患の診断、治療計画の立案、治療効果の評価など幅広い医療目的で利用されています。
また、非常に高い解像度を持つため、細かい構造や病変の検出に優れています。検査は短時間で撮影が終わるため、患者の負担が少なく、安全性が高いとされています。
ただし、放射線を使用するため、検査の回数や線量の管理が重要です。医師の判断と適切な利用が求められる検査法です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒