肝臓
肝臓は、人間の体内で非常に重要な臓器で、腹部の右上部に位置する赤褐色の人体で一番大きい臓器です。多くの重要な機能を担っており、消化・代謝・解毒・蓄積などの役割を果たします。
食べ物を消化する際に胃や腸で分解された栄養素は、門脈という血管を通して肝臓に運ばれ、そこで消化・代謝・解毒などを通して適切な形に変えられ、血液中に栄養やエネルギーとして放出されます。
また、肝臓は有害物質や老廃物を無害なものに変え、体外に排出する解毒の役割も担います。さらに、血糖やコレステロールの蓄積と調節、重要なタンパク質の合成、貯蔵なども行っています。
肝臓は生命維持に不可欠であり、その働きを維持するためには肝炎にならないように健康的な生活習慣が重要です。特に、ウイルス性肝炎への感染はもちろん、飲酒量や体重増加を控えることは大切です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒