胃がん
胃がんは、胃の粘膜(内壁)から発生するがんです。主な原因は、ヘリコバクターピロリ菌の感染や、長期間にわたる胃の炎症、遺伝、飲酒、高塩分食などが関与すると考えられています。
初期段階では症状が現れにくいのですが、進行すると胃痛、体重減少、吐血、黒色便などが見られます。
早期発見が重要なため、定期的な検診での上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)が有効です。また、ヘリコバクターピロリ菌の除菌や生活習慣の改善が重要です。
治療は内視鏡治療、手術、抗がん剤など、がんの大きさや転移の状況などのステージにより選択されます。内視鏡治療の段階で見つけるためにも、定期的な専門医による胃カメラ検査が大切です。
投稿者
小野正文 教授(医師・医学博士)
香川大学医学部肝・胆・膵内科学先端医療学 教授
東京女子医科大学足立医療センター内科 非常勤講師
日本肝臓学会専門医・指導医・評議員
FeliMedix株式会社 創業者・医療顧問
高知大学医学部大学院医学研究科卒