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コラム・インタビュー- COLUMN / INTERVIEW -

大腸がんの名医(スーパードクター)を受診するメリット|ステージ別5年生存率と再発率は?

コラム

大腸がんは日本人の罹患数が最も多いがんのひとつで、早期発見と適切な治療が生存率を大きく左右します。

大腸は結腸と直腸に分かれ、がんはその粘膜から発生します。初期は無症状のことが多く、とくに右側の結腸にできたがんは症状が出にくいため発見が遅れがちです。

最近、多くの有名人が進行性大腸がんで治療を受けたり、亡くなったりと公表されています。しかし、大腸がんは早期に便潜血のチェックや大腸内視鏡検査などを受けることで、早期発見・早期治療が可能な病気です。早期治療を受けることで治る確率もとても高い病気です。

本記事では大腸がんの診断や治療の基礎に加え、手術の成功率やステージ別の生存率、再発率といった具体的な数字を示しながら、症例数の多い名医(スーパードクター)に治療を任せる価値についてご紹介します。

大腸がんの診断・治療方法

大腸がんの治療は、進行度や体の状態に応じて複数の選択肢から選ばれます。ここでは診断と治療の主な方法を確認していきます。

診断方法

大腸がんの診断には、主に次の方法が用いられます。

  • 大腸内視鏡検査:大腸の内腔を直接観察してポリープや腫瘍を見つける最も確実な方法。生検も行え、NBI(狭帯域光観察)で早期発見も可能
  • 腹部超音波検査:周囲の臓器との位置関係や、肝転移・リンパ節転移・腹膜播種の有無を調べる検査
  • CT:がんの進行度や遠隔転移・リンパ節転移を確認する検査。転移しやすい肝臓や肺の状態もあわせて調べる
  • MRI:進行度や転移を確認する検査。とくに直腸がんで腫瘍の広がりを詳しく評価できる
  • 便潜血検査:便に血液が混じっていないかを調べる簡便なスクリーニング検査

治療方法

大腸がんの治療には、主に次の方法があります。

  • 内視鏡切除術:内視鏡で良性ポリープや早期がんを切除する治療。ポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除術(EMR) 、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を腫瘍の形や大きさで使い分ける
  • 外科的切除:腫瘍と周囲組織を切除する方法。開腹手術のほか、傷が小さく回復の早い腹腔鏡手術やロボット支援下手術がある
  • 化学療法:5-FUやカペシタビン、オキサリプラチン、イリノテカンなどの薬剤でがんの成長を抑える治療
  • 分子標的療法:ベバシズマブ(アバスチン)やセツキシマブ(アービタックス)など、がん特有の分子を標的にする治療
  • 免疫療法:MSI-High(高頻度マイクロサテライト不安定性)の大腸がんに対し、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)やニボルマブ(オプジーボ)などの免疫チェックポイント阻害薬を用いる治療

大腸がん治療選択の注意点

大腸がんの治療法を選ぶ際には、進行度や体質などさまざまな要因が影響します。ここでは治療方法を選ぶうえで押さえておきたいポイントを確認していきます。

進行度の評価

大腸がんの進行度に応じて治療方法が決まります。ステージIやIIでは外科的切除が主な治療法ですが、ステージIIIやIVでは化学療法や分子標的療法が中心となります。

特にステージIVでは、転移の有無や進行度によって治療戦略が大きく変わります。

遺伝子変異の検査

大腸がんの治療法は、がんの遺伝子変異によっても変わります。KRASやNRAS、BRAF遺伝子の変異がある場合、特定の治療薬の効果が低下することがあります。

これにより、最適な治療法を選定するために遺伝子検査が重要となります。

副作用の管理

化学療法や分子標的療法には副作用が伴うことがあります。これらの副作用を管理し、治療を継続するためには、適切な対策や調整が必要です。

副作用には、吐き気、下痢、脱毛、免疫抑制などがあり、これらを適切に対処することが治療の成功に繋がります。

個別化医療

最近では、個別化医療の重要性が高まっています。患者の全体的な健康状態やライフスタイル、遺伝子情報を基に、最適な治療法を選択することが求められます。

これにより、治療の効果を最大化し、生活の質を向上させることが可能となります。

参考:

大腸癌治療ガイドライン2024年版(大腸癌研究会)

高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)とは|代表的な遺伝子の変化|おしえて がんゲノム医療|中外製薬

大腸がん手術の成功率(治癒切除率)

大腸がんの手術がどれくらいの確率で成功するのかは、多くの患者さんやご家族が気になる点です。手術の成功度合いを示す指標のひとつが治癒切除率で、手術によってがんを目に見える範囲で取り除けた割合を表します。

大腸癌治療ガイドライン2024年版によると、ステージ別の治癒切除率は次のとおりです。

  • ステージI期:99.7%
  • ステージI〜Ⅲ期:97.4%

ステージI期では99.7%と、ほとんどのケースでがんを取り除けています。早期に発見して切除できれば、非常に高い確率で治癒切除が見込めることが分かります。

一方で、がんが進行するほど周囲への広がりや転移によって、がんを完全に取り除くことが難しくなります。早期発見と適切な手術がいかに大切かを示す数字といえます。

大腸がんのステージ別5年生存率

治療後にどれくらい生存が見込めるのかは、患者さんやご家族にとって最も気がかりな点のひとつです。ここでは大腸がんのステージ別5年生存率と、治療法による違いを確認していきます。

ステージ別の5年相対生存率

5年相対生存率は、がんと診断された人が5年後に生存している割合を、同年代の人と比べて示した数値です。ステージ別の5年相対生存率は次のとおりです。

  • ステージI期:93.1%
  • ステージI〜Ⅲ期:86.0%
  • ステージIV期:26.7%

ステージI期では93.1%と高い生存率が見込めます。一方でステージIV期では26.7%まで下がり、進行度によって予後に大きな差が出ることが分かります。

この差からも、早期発見の重要性が読み取れます。

治療法別で見る生存率(I期)

同じステージI期でも、治療法によって生存率にわずかな違いがあります。ステージI期の5年相対生存率は次のとおりです。

  • 内視鏡治療:98.5%
  • 外科的切除:97.0%

いずれも高い生存率であり、早期であれば体への負担が少ない内視鏡治療でも十分な成績が得られることが分かります。

どの治療法が適しているかはがんの深さや広がりによって決まるため、進行度に応じた適切な治療選択が予後を左右します。

大腸がんの再発率・再手術率と再発の理由

手術でがんを切除できても、再発の可能性はゼロではありません。ここでは大腸がんのステージ別再発率と、再発や再手術が起こる理由を確認していきます。

ステージ別の再発率(結腸・直腸)

大腸がんの再発率は、進行度が上がるほど高くなります。また同じステージでも、結腸がんと直腸がんで再発率に差があります。5年再発率は次のとおりです。

結腸がん

  • ステージI期:3.0〜6.8%
  • ステージII期:11.6〜14.2%
  • ステージIII期:24.6〜28.7%

直腸がん

  • ステージI期:7.2〜9.5%
  • ステージII期:18.4%
  • ステージIII期:28.8%

いずれもステージが進むほど再発率が上がり、直腸がんは結腸がんよりやや高い傾向が見られます。進行した状態で見つかるほど、術後も再発への注意が必要になります。

再発・再手術が起こる理由

大腸がんの再発は、手術で取り除いた部位以外にがんが広がることで起こります。おもな再発の部位は次のとおりです。

  • 肝転移
  • 肺転移
  • リンパ節
  • 腹膜
  • 直腸の局所再発

大腸がんは血液やリンパの流れにのって肝臓や肺へ転移しやすいがんです。とくに直腸がんは、周囲を十分に広く切除することが難しい場合があり、もとの部位の近くで再発する局所再発が起こりやすいとされます。

再発した場合は、部位や状態に応じて再手術や薬物療法が検討されます。

内視鏡治療後の再発と経過観察

早期がんに対する内視鏡治療でも、再発の可能性は残ります。内視鏡治療後の累積再発率は2.2%と報告されています。

数値としては低いものの、ゼロではありません。

治療後も定期的な内視鏡検査による経過観察を続けることで、再発を早期に発見できます。早期に見つかれば、次の治療の選択肢も広がります。

参考文献

Nors J, et al. Incidence of Recurrence and Time to Recurrence in Stage I to III Colorectal Cancer. JAMA Oncol. 2024;10(1):54-62.

Fuccio L. et al. New and Recurrent Colorectal Cancers After Resection. Gastroenterology. 2019 Apr;156(5):1309-1323.

名医(スーパードクター)による大腸がん治療を受けるメリット

大腸がんの治療成績は、医師の技量や経験によって変わることがあります。ここまで見てきた治癒切除率や再発率も、執刀する医師の技術に影響される数字です。

大腸がんの治療では、医師のレベルによって予後や術後の合併症が変わります。とくに内視鏡治療や腹腔鏡手術、ロボット支援下手術のような繊細な手術ほど、技術差が結果に表れやすくなります。

名医による治療で生存率がどれだけ高まるかを示す明確な統計はありません。ただし、トップ名医のもとには全国から難しい症例が集まり、豊富な経験が積み重なっています。

この経験の差が、生存率や生活の質の向上につながると期待できます。最先端の知識と経験を持つ名医に治療を任せることは、大腸がんと向き合ううえで大きな支えになります。

BeMECは名医(スーパードクター)紹介サービスを提供

大腸がんの名医を自分で見つけるのは簡単ではありません。ここでは名医を探す方法と、確実にたどり着くための選択肢をご紹介します。

名医が在籍する病院では、大腸がんの治療成績や手術数がホームページに公開されていることがあります。

難しい症例が多いにもかかわらず良好な成績であれば、経験の豊富さを示す手がかりになります。手術数の多さも、その病院や医師の経験を判断する目安のひとつです。

とはいえ、こうした情報だけで本当の名医を見極めるのは難しいのが実情です。そこで有効なのが名医紹介サービスです。ネットや雑誌では見つけられない本物の名医を、推薦してもらえます。

BeMECは、大腸がんの専門医と顧問契約を結び、症例数の多い日本トップクラスの名医をご紹介しています。ご紹介した名医による一貫した診察と治療を、確実に受けていただくことが可能です。

現在の治療が今のままで良いのか不安に感じている方や、信頼できる医師に治療をお願いしたいと考えている方は、ぜひBeMECの名医(スーパードクター)紹介サービスへご相談ください。

まとめ

大腸がんは早期に発見できれば、高い確率で治療が見込めるがんです。ステージI期の治癒切除率は99.7%、5年相対生存率は93.1%と良好で、早期発見と適切な治療の大切さが数字にも表れています。

一方で、進行するほど生存率は下がり、再発率は上がります。手術後も再発の可能性はゼロではなく、定期的な経過観察が欠かせません。

だからこそ、どの医師にどの治療を任せるかが、その後を大きく左右します。

治癒切除率や再発率は、執刀する医師の技術や経験に影響される数字です。少しでも良い結果を目指すなら、症例数が多く経験の豊富な名医に相談することが、後悔しない選択への第一歩になります。

BeMECでは、そうした日本トップクラスの名医をご紹介しています。治療方針に迷いや不安があれば、まずは気軽にご相談ください。